友人との帰り道の墓で出会ったもの幽霊?

私が中学生ぐらいの時の体験ですが、そこでは恐ろしい記憶があります。
自分には親しい友人が二人いたのですが、そういった仲間と帰るということは多かったです。
当時は夜の6時くらいまで学校にいたので、その後に帰るパターンが殆どでした。

私は暗い道が苦手だと言っていました。
しかし、友人は私を面白がってそういった場所に連れていこうとしたのです。
結果的に、その後に恐ろしい体験をしたので今でも恐怖しています。

その日は太陽が完全に沈んでおり、周囲が不気味な雰囲気を持っていました。
私は急いで帰ろうとしたのですが、友人は冗談のつもりで墓の周囲に誘ってきたのです。
自分は拒否したのですが、それも無駄な抵抗でした。
この時は友人がいかにも優しい口調で誘ってきたので、その手に乗ってしまったのです。
しかし、目的の墓に到着すると、友人は私を置き去りにして逃げたのです。

突然の出来事で自分の神経は凍っていました。
つまるところ、その場から動けなかったのです。
これは自分の恐怖のためですが、現実は更に恐ろしい事態になりました。
自分だけが置き去りにされた後、周辺には誰もいないはずでした。
しかし、私は何かの気配を感じたのです。
それは蠢くような不鮮明な存在でした。
また、その未知の存在の力によって空気の流れが変わったのです。

この状況に自分は大粒の汗を流していました。
しかし、危険だと思った友人が戻って来て、恐怖体験は一瞬にして終わりました。
今になって思えば背後にいたのは悍ましい幽霊だったと思います。