人の歴史は魔術の歴史でもある!?

黒魔術の歴史は非常に古く、エジプト文明や古代イスラエル文明が起源とされており、世界的には邪術と同義とされている魔術です。
イスラエルのソロモン王は、唯一悪魔を従えることが出来た人間として知られており、彼が残したソロモンの鍵とゆう書物には悪魔の召喚方法や従わせ方が事細かに記載されています。
黒魔術とゆうのは魔法陣と呪文を使用することで悪魔と契約し、その悪魔に頼むことによって術を発動させることができます。魔術をかけた相手を不幸にしたり怪我をさせたり、最悪の場合には死に至らしめることもできる非常に危険な魔術と言えます。
通常は黒魔術師がその召喚を行うため、依頼者自身が悪魔を召喚することはありません。
もちろん黒魔術をかけるには、かける大きさに比例した対価が必要になります。その対価は契約した悪魔に支払う対価ですので、交渉を間違えると相手へ術をかけたとしても、自分の命も危険にさらしてしまう場合があります。ですから黒魔術師を通した交渉が必須なわけです。しかし、恨みや嫉妬に取りつかれた挙句、魔術師を通さずに自分で召喚を試みる人も多く、そうやって召喚した人は術をかけることは成功しても、呼び出した悪魔に取りつかれほとんどの場合非業の死を遂げるとゆう悲しい最後を迎えてしまいます。悪魔に取りつかれた場合には悪魔祓いを行わなければ悪魔の呪縛から解かれることはなく、人としての理性すら失ってしまうこともあります。
そうならないためには、自分で悪魔を呼び出すなどの行為をしてはならない、黒魔術を遊び半分で使用してはいけないとゆうことです。
西洋では魔術は一般的に広く浸透しており、通常は体を回復させたりする白魔術が有名なのですが、その魔術を悪いことに使用する黒魔術も社会の裏では浸透しており、憎い相手を苦しめるために黒魔術が密かに使用されていたとゆう記録もあるくらいです。中世ヨーロッパでは、邪術を使用して人を苦しめたとして魔女狩りが行われたほどです。

日本でも太古から黒魔術に近い邪術は昔から存在しており、世間でも有名なわら人形も黒魔術の一種と言えるでしょう。現代でもこのわら人形を使った邪術は密かに行われており、岡山県にある育霊神社奥之院とゆう場所では、今でもわら人形を使った邪術を行った後が見て取れます。
有名な所では映画にもなった陰陽師が最も知られており、平安時代には当時の権力者が陰陽師を重んじており、歴史の陰に陰陽師ありと言われたほどでした。
日本で言われる祟りや呪いの類は、陰陽師が使用した黒魔術であると一般的には言われており、西洋では募集した悪魔でしたが日本では式神と呼ばれる鬼など妖怪の類を使用して術をかけていたと言われています。
術の内容に関しては西洋も日本も大差なく、人を不幸にするための術でした。
ただし、陰陽師に関しては名前の通り陰と陽の両方の術を使用していたため、黒魔術師の様に悪いことだけに術を使用していたわけではありませんでした。
西洋で言うところの白魔術を使い、人々を幸せに導くのが陰陽師の本来の仕事でした。
このように、世界中で黒魔術かそれに近いものが太古の昔から現代にいたるまで使用されてきており、人の歴史は魔術の歴史ともいえるでしょう。